宝くじは愚者の税金
毎年恒例の年末ジャンボ宝くじが発売されていますね。
タイトルにもありますが、こんな言葉ご存知でしょうか。
宝くじとは、愚か者に科された税金である。
どういうことでしょうか。
当たる確率が低いというだけではありません。
宝くじは一種のギャンブルです。
ギャンブルにはそれぞれ還元率というものがあります。
払戻率とも言われ、売り上げのうち何パーセントが払い戻されたかを示します。
分かりやすく説明すると、友達同士で賭け麻雀をした。
(※違法ですから賭けたらいけませんよ!)
4人が1万円ずつ出し、勝った1人が4万円を総取りした。
これは、拠出したお金の合計が、払戻されたお金の合計に等しいので、還元率は100%となります。
しかし、公営競技やカジノでは、運営するためのお金や賞金のためのお金が必要となります。
そこで、売上から手数料を差し引いて当選者にお金を分配しています。
例えば、公営競技と呼ばれる、競馬や競輪、オートレースなら約75%です。
競馬で100人が、1人1万円を賭けた(計100万円)
還元率は75%ですから、25%(25万円)が手数料となり、75万円が還元されます。
※この差し引く25%を控除率といいます
予想が当たった人が5人なら75÷5で1人あたり25万円が払い戻されます。
日本の中では、意外にもスロットが還元率が高く85%~95%と言われています。
ラスベガスのカジノでは、巨額の掛け金を賭けるハイローラーと呼ばれる人たちがいます。
このハイローラーが好むギャンブルがバカラです。
その理由は、内容が面白いというだけではなく、還元率が一番高いからです。
約98%~99%になると言います。
※ルーレットは約95%です。
では、本題の宝くじは...
約50%。
恐ろしい(笑)
100人が、1人1万円を賭けた(計100万円)
この時点で50万円は引かれ、残りの50万円を当選者で分けます。
そして、この当選金額1等などはとても高い金額なので、当たる確率はかなり低くなります。
※そして、仮に高額当選したからと言って幸せになれるとは限りません。
人は、自分が管理できるお金以上のお金を持つと、不幸になりやすいからです。
↑これについては、また別な記事で述べます。
これが宝くじは愚者の税金と言われる所以ですが、だからといって、宝くじを買う人はバカだとか、愚かだ等と言うつもりはありません。
私も、たまにスクラッチを買います(笑)
人生での購入合計金額は2万円程だと思いますが、
3万円、1万円も当たったことがあり、収支はプラスです。
当たる確率がとても低く、高額が当たりすぎると不幸になることがある。
これらのことが分かった上で、運試しやワクワク感を楽しみに買うというのは個人の自由、楽しみの一つでしょう。
私も来年の運試しで、少し買ってみようかなー(笑)